空き巣の被害にあわないために

吹田市では、平成19年5月16日までで、62件の空き巣事件が起こっています。(吹田警察署ホームページより)
単純に一ヶ月あたり10件超の空き巣が発生していることになります。
空き巣被害にあわないためには、様々な対策が必要になります。
と、いっても、ムリの無い範囲で行わなければなりません。
1ドア2ロックという防犯対策があります。
ドアには2つ鍵を付けて、時間稼ぎによるピッキング対策を狙ったものです。
しかし、行き過ぎた対策を行うと、日常生活にも支障をきたしてしまうでしょう。

それでは、どのような対策を行うのか?

まず、「心構え」です。
意外と空き巣の中で多いのが、ピッキングやバールこじ開け等の解錠によってではなく、「無締り」による被害です。
無締りとは、鍵をかけずに外出し、その隙に空き巣にあうことです。
例えば、 ちょっと、ゴミだしに行く時。
ちょっと、新聞を取りにいく時。
ちょっと、家の前のコンビニで買い物をする時。
こんな、「ちょっと」の間に、空き巣をゆるしてしまうことがあります。
要は「油断」が生んだものです。

それから、「補助錠」や2ロックです。
補助錠も、ナンバー式の物や、音が鳴るものなど、様々あります。
また、今ドアについている鍵がピンシリンダーの鍵(ギザギザの鍵)ならば、2つ目はディンプルキーにしてみる。
今ついている鍵のメーカーと違うメーカーの鍵にするなど、工夫しましょう。

また、マンションであれば廊下側、一戸建ての家なら、外から見える位置の窓に、窓用の補助錠などをつけるというのも有効です。
空き巣犯に対して「ウチは対策をしているぞ!」という意思表示にもなります。

もう一つは、「家に人がいる」と、思わせる事が空き巣対策上、非常に有効です。
・テレビやラジオを付けて外出する(火事などになる恐れがあるので、あまりお勧めできませんが)
・外から見える位置の電気をつけておく(中が丸見えにならないように、カーテンなどをする等の工夫が必要)
・長期外出(旅行や出張)の際は、郵便受けに新聞等がたまらないように止めておく等です。

これらの対策を駆使して、空き巣被害にあわないようにしましょう。

■補足説明

※一般にピンシリンダーはピッキングに弱いと言われていますが、最近のピンシリンダーの中には、「アンチピン」という機能を備え、ピッキングが難しいシリンダーもあります。
詳しくはお問い合わせください。
※ディンプルキー・・・ギザギザの鍵と違って、滑らかなフォルムが特徴。
ピッキングにも強く、また、鍵に裏表が無いので、使用し易い。