春の引越しシーズンを迎えて 〜 鍵について考えよう

新生活に向けて、これからマンションやアパート探しを行っている方も多いかと思います。
駅や職場・学校への近さ、家賃、漠然とセキュリティについてと、色々考えているとは思いますが、特に鍵自体への注意を怠ってはいけません。
2008年2月25日には、このような事件が報道されました。
この事件が起きたのは東京の某市です。
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女子大学生を乱暴しようとしたとして、警視庁は、容疑者を逮捕しました。
男は、同じマンションに住む女性ばかりを狙い犯行を繰り返したとみられています。
婦女暴行未遂などの疑いで逮捕されたのは、○○容疑者(34)です。
調べによりますと、○○容疑者は去年12月、○○市内のオートロック式のマンションに合鍵を使って侵入し、10代の女子大学生にナイフを突きつけ、乱暴しようとした疑いが持たれています。
○○容疑者は、このマンションに住む別の女性の部屋から鍵を盗み出し、合鍵を作って侵入していました。
同じマンションでは、去年6月から12月にかけて1人暮らしの女性が乱暴されそうになる事件が数件相次いでいます。
調べに対し、○○容疑者は「何件かは自分がやった」などと容疑を認めているということで、警視庁は余罪の裏づけを進めています。
(25日11:33 某テレビ局のインターネットニュースより)
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この報道の「合鍵を使って侵入」が本当であれば、以下の仮説が成り立つかもしれません。
A.数軒とも同じ鍵だった。
B.容疑者が鍵に非常に詳しく、元鍵でない鍵から推測で複製した。
C.マンションの鍵の管理責任者はシリンダー交換はしたが、他の部屋の使いまわしだった。
D.マンションの鍵の管理責任者は該当の部屋はシリンダー交換をせずに、数回引っ越してきた方々が次々に被害を受けた。

いずれにせよ、窓やベランダからの侵入やドア破壊などの強引な手口ではなく、合鍵を用意しての犯行では、私たちは安心して生活することが出来ません。
では、対策としてどうすればよいのでしょうか?

1.補助錠を付ける 補助錠の取り付けが一番効果的だと思います。
例え元々の鍵に合鍵が存在していたとしても、自分しか鍵を持っていない補助錠があると、他者には開錠は不可能になるからです。
しかし、問題点がいくつかあります。
まず、賃貸住宅の場合、元々ついている鍵以外の鍵の設置は、大家さんや管理組合などの許可なしには取り付けが出来ない決まりになっているところがほとんどです。
そのため、大家さんや管理組合に、事情を説明して補助錠取り付けの許可を得る必要があります。

次に費用面での問題。 補助錠取り付けはおそらく、居住者の実費負担になると思います。
また、「退居時の原状回復」の問題などもあります。
これも大家さんや管理組合と話し合いをして、退去時はどうするかを補助錠設置の前に決めておかならければなりません。

2.鍵の取替えは自分が見ている時に行ってもらう
鍵交換の様子を見た事のある方は、あまりいないのではないでしょうか?
鍵交換の様子を見せてもらうことで、管理者がいい加減な仕事をすることに対しての抑止力にも繋がります。
また補助錠取り付けの件についての相談も出来るかもしれません。

3.防犯ブザーの携帯 万が一、侵入犯罪者に侵入を許してしまった場合、大きな声を出す・逃げるなどの行動を起こすべきですが、不意の事で声が出ない・腰が抜けて動けないということもあるでしょう。
そういった状況に対してピンを抜くだけ、ボタンを押すだけで大きな音が出る防犯ブザーを用意しておきましょう。
そういった対策があるだけで気分的にも余裕が出来ることと思います。
ただし、防犯ブザーは他人の迷惑にならない場所で、実際に一度使って防犯ブザーの使い方の練習を行ってください。
また、電池式の場合は、電池が切れてないか等の普段のチェックを忘れないようにしましょう。

4.ご近所さんに挨拶周り あなたの隣の部屋で防犯ブザーが鳴っていたり、不自然な物音や悲鳴が聞こえるなど、様子がおかしい場合、隣の住民が普段から顔見知りの人であれば、様子を見に行こうであるとか、110に通報してあげよう等と思うでしょう。
しかし、全く知らない人であると、そういった行動も「かえって迷惑になるのでは?」または「余計なことに関わりたくない」と思い躊躇する事もあると思います。
そのため、出来れば、ご近所さんに挨拶周りを行い、普段から顔見知りになっておく事も重要だと思います。